3階建て/狭小地
「下馬の家」は利便性の高いエリアにある都市型の木造3階建て住宅です。
敷地の西側と北側が道路に接し、南側と東側が住宅に囲まれた環境にあります。
14坪の敷地に7.5坪の住宅(延べ床面積22.5坪)を建築しました。
南側隣家は2階建ての住宅で、3階からは開けた眺望や冬期の日射取得が
期待できるため、クライアントからの要望もあり3階をファミリールームとしています。
1・2階にある個室は部屋と廊下(動線)の区切りがあいまいで
使用用途を選ばないフレキシブルな使い方ができる空間となっています。
外壁と屋根ともに吊子一体型のかんごう式立平葺きとし、
施工効率を良くすることでコストパフォーマンスを高めています。
3mの定尺品を用いて、各層で貼り位置をずらすことで変化のある表情とします。
構造計画は2.5間×3間の総3階とし、なるべくシンプルに力が流れる計画としています。
耐震性能に関しては許容応力度計算による耐震等級3。
準耐火構造のため、火災保険の割引があります。
また、低炭素建築物の認定を受けています。
断熱性能を示すUA値は0.55(基準値0.87、HEAT20 G1=0.56)