外観
高台の住宅地の路地奥に位置します。
北側斜線と道路斜線が厳しく、北側と東側は斜めの壁になっています。
外壁はガルバリウム鋼板。
バルコニーの上部にはガルバリウム鋼板を使った大きな庇。
3畳の玄関ポーチの上部に杉の羽目板を貼った軒天。
強い日差しを遮り、雨の日でも安心。
玄関前のプライバシーを守る造作の板塀によりほどよく囲まれた感じになり
使い勝手と居心地の良い空間となりました。
玄関引き戸は袖壁を作り延焼ラインから外すことで一般品を使用することで防火戸に比べコストダウン。
電気錠のため、カギをポケットに入れたままハンドルに触れるだけで開錠し、便利です。
玄関
玄関内部は豆砂利の洗い出し、上り框は真桜
ツインポリカの框戸を開けた様子
引き戸を2枚開けると東西にしっかりと風が通る間取り
土間収納、右奥はコートがかけられるようハンガーパイプを設置
玄関引き戸には網戸がついており、中間期には風が通り抜けて重宝します。
1階サニタリー
1階に水回りを集約。
洗面脱衣所の左側にガス乾燥機のある洗濯機置き場とそのまま服を仕舞える収納があり、
その先にウォークインクローゼット・収納と続く、
ぐるっと回れるお客様こだわりの家事動線があります。
ホワイトアッシュ材の幅ハギ板をカウンターに使い
底の深い流しを組み込んでいます。使い勝手がいいです。
階段下トイレ
紙巻き器は天板にホワイトアッシュの無垢材を使用し、TOTOの既製品を取り付けたもの。
スマートフォンを置いたり、補助手摺としても使えます。
主寝室
道路に面する東側の壁はプライバシーに配慮して開口面積を抑えています。
落ち着く空間となりました。
洗濯・乾燥機スペースから続くウォークインクローゼット、
左奥に寝室が続きます。
用途に合わせて棚の高さやパイプの位置・本数を決めます。
1階階段室
階段は唐松接ぎ板
仕切りは燃え代設計による木のみの構成
壁の厚さを薄くして階段幅が少しでも広がるように工夫しています。
LDK
オリジナルキッチン
キッチン面材はチェリー材の幅接ぎ板から切り出したもの
とっても落ち着いています。
スガツネのハンドルを使用しています。
グースネックの浄水器一体型水栓(クリンスイ)
食洗器はボッシュ。独自の乾燥技術ゼオライト・ドライが大きな特徴
天板はホワイトアッシュ接ぎ板
幅接ぎ板の板目が連続
ダイニングからキッチンを臨む
ダイニングの造作収納家具にはタモ柾目のフラッシュ戸を使用。
大工製作のチェリー材のダイニングテーブル
180㎝×90㎝
キッチンからダイニング・リビングを臨む。
ペンダントライトはルイス・ポールセンPH5クラシック
ソファなど低い位置から見上げても光源が直接目に入らず優しいデザイン
手前ダイニング、右がスタディコーナー・左がリビング
一続きの空間
リビングとダイニングの間にあるスタディコーナー
囲われているようで囲われていない。オープンすぎない空間
リビング上部には屋根勾配と同じ傾斜の吹き抜け
スタディコーナーからのリビングの見え掛かり
チェリー材のダイニングテーブル
リビング・ダイニングの天井に構造材である杉の無垢材の現し、柱はヒノキの現し。
許容応力度計算を用いた燃え代設計。
リビングと3階をつなぐ吹抜けに軽やかに造作手摺をしつらえ、
上部にトップライトを設けることで北側の安定した光が
常に入る空間となっています。
無風状態でも空気の重力差により通風が促され
換気が行われます。中間期の冷暖房負荷の低減が見込まれます。
天窓はVELUX。電動開閉で雨センサーがついており、お出掛け時も心配いりません。
ブラインドにソーラーセルとバッテリーがついており、ブラインドの開閉は
太陽光の自然エネルギーのみで行います。
2階サニタリー
洗面ボウルはDURAVITのミーバイスタルク
混合水栓は節湯に優れたクールスタートが特徴なhansgroheのタリスS2
2階階段室
左奥には階段の冷気止めやチャイルドガードとして使えるツインポリカの框戸
子ども室
将来2部屋に区切れるように設計
奥の縦すべりの窓は隣棟の隙間に設けた空だけが見える窓
3階廊下
造作の手摺
3階廊下から吹抜けの見下げ
納戸